西の京山口のたおやかさ 本多屋「生外郎 生わらび」

お宿に到着されたお客さまが、お部屋に入られてまずご一服されるとき…
それは旅の日々の始まり、
大切な最初の「癒しのひととき」なのではないでしょうか。

ようこそ山口湯田温泉へ、
そしてわたくしどもの梅乃屋へおこしくださいました、
という心からの感謝と御礼、
喜びとお疲れを休めていただきたい心をこめて、
お茶と一緒にご用意しておりますのが、
山口駅前の老舗本多屋・懐古庵さんの「生わらび」です。

外郎(ういろう)は県下で老舗も多く
山口県の銘菓として親しまれておりますが、
原材料となる良質なわらび粉は生産量も少なく大変高価なものとなっています。

そのようななかで、
本多屋さんでもこの山口駅前の懐古庵さん限定の「生わらび」は
わらび粉本来の特徴を活かして、
蒸したて独特のもっちりとした食感と滑らかな舌ざわり、
それにすっきりとした控えめの甘さが特長です。

主張しすぎず、すっきりと。
まるで口の中から喉まで優しい清流が流れるような美しい味。
この瑞々しさとたおやかさが、
山口という地の「美」の心と姿勢に通じているように感じております。
山口での最初の味、素晴らしい旅のはじまりに、ご賞味いただければ幸せます。

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母なる長門の海から手作業で生まれる「百姓の塩」の豊かさ

人だけではなく生命に必要不可欠な「水」そして「塩」。
人間は太古から母なる海からの恵みの「塩」を命の素としてまいりました。

山口県長門市にある百姓庵さんが造られる「百姓の塩」は、
そのような「命のありかた」を大切にしたお塩です。
それは『海のミネラル成分とできるだけ変わらない塩』。
油谷島の綺麗な海水をくみ上げて太陽と風による塩田で
灌水(濃くなった海水)をつくり、塩炊き釜では『天地返し』という方法で、
より海の持つミネラルバランスへ近づくような手間をかけるのです。

また、動力や火力には廃材や廃油を使い
「海に流すことのできない素材の再利用」を心がけておられます。

すべてが大きな自然の中の循環として生きるように…
そのように生まれた『百姓の塩』の美味しさは、
「塩辛い」を越えた、からだがよろこぶ味。
まさに命の塩、という奥深さです。

自然の中にあるものをいただいて、そしてまた自然にかえる。
その営みを大切に紡いでいくことが、すべての感謝の心に通じる…
私も日々のおもてなしの中でこれは忘れてはならないことだと思っております。

当館ショップではこの『百姓の塩』他、
「百姓の塩」の旨さと「沖縄黒糖」の滋味が合体した
『百姓の塩あめ』も人気です。
お子さまからお年寄りまで安心安全、お気軽にお楽しみいただけます。
母なる山口の青い海、豊かな自然、そこで育まれる大切な心、を、
その滋味の中に感じていただければ幸せます。

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きびしい残暑に、いたわりが優しい 『みんと村』ハーブティーとピクルスをどうぞ

少しご無沙汰になりました。
ふとした風のゆらぎや虫の声に
秋の気配が感じられるようになってまいりました。

本年はことさら暑さ厳しい夏でございました。
お盆も過ぎたあたりから、からだも心も夏疲れで
ぐったりされておられませんか?
そのような時にお勧めしたいのが『みんと村のハーブティー』です。

「みんと村」は山口県岩国市玖珂町の国産ハーブ専門店です。
製造から販売まで一貫管理されています。
無農薬でていねいに育てられた山口産ハーブは、自然の力にあふれています。
中でも人気のハーブティーは、香りや季節感、
どなたにも喜ばれるおだやかな風味を大切にしたオリジナルブレンド。
爽やかで優しい香りが緩やかに体に働きかけ、
じんわりと疲れを癒してくれます。

また、暑い時期は酸味が欲しくなるもの。
毎日の食卓に手軽に作れる
「ハーブが香る! みんと村のピクルスセット」はいかがでしょうか。
月桂樹やセージ、ローズマリーに加えて
ピクルスのスパイスがバランスよくブレンドされたセットです。
キュウリやニンジン、タマネギやオクラなど、
お好みのお野菜をつけ込めば、翌日にはできあがります。
冷蔵庫で冷やして小さなお皿で食卓にどうぞ。
すっきりとした酸味と香りは、食欲がないときも強い味方になります。

「みんと村のハーブティー」「ハーブが香る!みんと村のピクルスセット」
ともに当館ショップにて販売しております。
当館のお湯とお宿でお疲れを癒していただけた思い出と共に、
ご自宅でのリラックスタイムでお楽しみいただければ幸せます。

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まめ茶が歴史の街から届きました。

ゆっくりと温泉を楽しまれた後や就寝前に喉を潤したいお客様へ、
梅乃屋ではまめ茶のご提供をさせていただいております。

もともとは赤ちゃんやお子様用にと、
添加物不使用でカフェインの入っていないまめ茶をお出ししていたところ、
そのご家族様から眠りを妨げず香ばしい香りと柔らかなお味に
ご興味をお持ちいただくこととなり、
今では梅乃屋の夜の定番お飲物となっております。

山口のお隣、山陰の小京都と呼ばれる島根県津和野にあります
お茶農家様が大切に育てたカワラケツメイと呼ばれるマメ科の植物が
原料となっております。
その昔には薬草として重宝されていたカワラケツメイに含まれる
アントラキノンの働きで、眼精疲労や便秘の改善、
また、優れた成分組織により滋養強壮、
健胃効果があると言われています。

さまざまな効能だけではなく、梅乃屋でお出ししていますまめ茶は、
土作りや名峰青野山の地下水をふんだんに使った栽培など、
こだわりぬいた製造過程を経て作られた
おいしく安全な茶葉を使用しています。

合成着色料、合成保存料、添加物等は一切使用していませんので、
安心してお飲みください。

お部屋にもお持ちいたしますので、
ご遠慮なくフロントまたは客室係にお申し付けください。

お料理やお湯を楽しまれた後、ほっと一息のまめ茶の一杯が
旅のお疲れを癒すお手伝いになりましたら、幸せます。

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味の梅乃屋。その調理場よりご挨拶。その8

おはようございます。

長月もあと10日となりました。

一度は残暑が返したもののココ湯田温泉は涼しさを増す毎日です。

一昨年日本料理が世界遺産に認定されてから

今一度日本料理とは?と考えさせられた私です。

そしてまたいっそう深く基本に忠実に手を惜しまない

梅乃屋のお料理を磨いてゆきたいと思います。

9月のメニューの中にございます、

舞茸の有馬煮とても良い香りで評判をいただいています。



さっと油通しをしてゆっくりとお醤油でお味をつけ、

最後は山椒で有馬煮に。とても美味しゅうございます。


そして、名残鱧の浮き袋を使った煮こごりもこの9月の前菜の一品。

鱧の骨のお出しが今年最後の鱧の名残惜しさを誘います。

 

どうぞ湯田のそして梅乃屋の9月をご堪能くださいませ。

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味の梅乃屋。その調理場よりご挨拶。その6

おはようございます。
梅乃屋の女将 です。
本年は残暑を感じる事も少なく、
心地よい日々がここ湯田温泉では続いております。

さて2015年もすでに白露の9月。
昨日11日より梅乃屋のお料理も山口の秋を一足早くお伝えしたく
一新いたしました。
野菜ソムリエのわたくしとしましては、
ぜひとも皆様に初秋のきのこ類を味わっていただきたく思います。
山口県の県樹は赤松。山深く穫れる地物のきのこをどうぞお楽しみください。

お魚は先日も申し上げたとおり、
萩三島に水揚げされた中から選りすぐった肉厚の穴子がおすすめです。
それぞれの具材に丁寧に仕事をしたケンチンを穴子で巻き、
焼物や蒸し物としてお出しします。
お供の舞茸の有馬煮が絶妙なバランスですよ。

メインのお料理は今年の夏を惜しむように
名残の鱧を味わっていただきます。
旬のクリアなお味から、名残独特の風味が加わりました。
この鱧を目指して梅乃屋を訪れる方も多くいらっしゃいます。

お料理は梅乃屋のこころづくし。
ぎりぎりまで手をつくしたお味を山口の思い出にいかがですか。

 

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味の梅乃屋。その調理場よりご挨拶。その5

お盆を過ぎ、めっきりと涼しくなりました。
空や遠くの山々の色が心なしか翳り落ち着きを得た様子や
朝晩の冷やりとした空気は、もう秋の入り口にいることを感じさせます。

梅乃屋にも季節のメニュー替えの時期がやってまいりました。
9月11日のお夕食より、9月メニューへと変わります。


この時期のお勧めは、アナゴです。
アナゴは広島が有名ですが、山口のアナゴも負けず劣らず美味を誇っています。
広島のアナゴは瀬戸内海のものですが、梅乃屋のアナゴは日本海の萩の見島から届いたものです。
山口のアナゴは広島のものよりさっぱりしていて、お値段もリーズナブル。
5本獲れた中に1本しか混じらないと言われる、良質で肉厚のアナゴを使用しております。

ぜひ山口の萩のアナゴをご賞味ください。

 

 

 

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味の梅乃屋。その調理場よりご挨拶。その4

みなさま こんにちは。
梅乃屋の女将 佐伯与志子でございます。
本当にお暑い中梅乃屋へお越しいただいたお客さま、
そしてこのブログを見ていただいているみなさまに感謝の気持ちです。

昨日はお盆の中日。
みなさまご先祖さまとともに
心和やかな時間を過ごされていることでしょう。
梅乃屋ではお盆のためのお料理を
いくつか揃えてみなさまをお待ちしております。


たとえば料理長の手作りゴマ豆富や鮮やかなクコ実をあしらった
もずく酢はこの日のためのもの。

萩沖の見島からは100尾に数尾しか混ざらないと言われる
肉厚のアナゴが届いております。
季節のナスと含め煮て万願寺のししとうを添えます。

黒アワビは山口海鮮どころ、仙崎から届きました。
ほろりと煮た冬瓜と、岩国からとどいた新物のレンコンと
フルーツトマトに同じく仙崎からの雲丹を乗せて召し上がれ。

夏全開の梅乃屋、まだまだ続きがありそうです。
どうぞ、一度。

 

 

 

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味の梅乃屋。その調理場よりご挨拶。その3

お盆も近づき、日中の暑さもどんどんと高まっています。
8月の梅乃屋のお魚料理には、夏らしい勢いのあるものが揃っております。

お造里の盛り合わせは、鰹、かさご、鯛、鰆などが中心になります。
いずれも萩や九州の天然地物です。

鹿児島の沖を回遊する「もどり」を先取りした鰹は、
お出しする朝に丁寧に藁焼きにいたします。


あるいは上品なお味に仕立てた真魚鰹の西京焼をお出しする日もあります。

今まさに旬を迎えた鱧は、身も皮も骨も、すべて食べつくすに
十分な時合いになりました。
孕んだ子を寄せた前菜は、この時だけ、梅乃屋だけの一品です。
骨をカリッと揚げた骨せんべいも今だけのお楽しみいただける肴です。

見島コースでお出しする料理長のアイデアと技を実感していただけるお料理、
萩から届いた甘鯛を梅の香りの手作り調味料の漬け焼き甘鯛梅香焼は、
梅乃屋に因んだリピートの多いお料理です。

いずれもその日のその時の一番をお召し上がりいただくために
梅乃屋に届いたお魚を見てからメニューを決めさせていただいております。
梅乃屋の繊細で豪快な夏のお魚をご堪能ください。

 

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味の梅乃屋。その調理場よりご挨拶。その2

いよいよ盛夏。盆地の山口市湯田温泉に本気の暑さの到来です。
梅乃屋のお料理も、
この暑さを満喫していただけるように、
または少しでも清涼感を感じていただけるように、
8月より一新しました。

中心となるお料理はやはり山口らしく鱧になります。
梅雨時の「はしり」に比べると
骨も身もそして皮もすっかり柔らかくしなやかな姿になりました。
身はどこまでもクリアで濁りのない今が旬のピークと言えるでしょう。

また夏のお野菜といえば地物の「瓜」を使った繊細なお料理をお楽しみください。
冬瓜、西瓜、白瓜などなど
シャキッとした歯ごたえからお出しがよく染みたトロンとした食感までです。

またこの季節山口県だけで栽培されている白オクラもお楽しみいただけます。
別名「楊貴妃」という呼ばれるこの薄黄緑色をしたオクラは
エグミの少ない透明感の風味ながらしっかりと粘りがあります。

そして,
それらのすべての食材を一から調理するのが、梅乃屋流でございます。

ぜひ一度梅乃屋に、山口の自然と味を確かめに逗留ください。

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